文部科学省によると、秋田県能代市にある宇宙航空研究開発機構(JAXA)のロケット実験場で14日午前9時ごろ、爆発があった。午前11時現在、消火作業が続いている。けが人の情報は入っていないという。
実験場では、開発中の小型の固体燃料ロケット「イプシロンS」(全長27・2メートル)の2段モーターの燃焼試験が行われていた。JAXAによると、試験開始の57秒後、モーターに異常燃焼が起きたという。JAXAが状況を確認している。
イプシロンSは既存のイプシロンロケットの改良型で、2段モーターなどを大型化することで性能を増強する計画。JAXAは2024年度の実証機発射を目指しているが、爆発は今後の開発に影響しそうだ。