懲役15年の判決に「世の中知らんな」と叫ぶ被告 騒音トラブルで男性殺害の罪に問われた男、裁判長に命じられ数分で退廷 大阪地裁

去年11月、大阪市西成区のマンションで騒音トラブルをめぐり男性が刺されて死亡した事件で、殺人の罪に問われた男に対し、大阪地裁は懲役15年の判決を言い渡しました。
西成区の無職・上村勝美被告(70)は去年11月、同じマンションに住む58歳の男性と騒音をめぐってトラブルになり、ナイフで腹部などを複数回刺して殺害した罪に問われています。
これまでの裁判で上村被告は「殺人罪に問われるのはおかしい」などと起訴内容を否認し、弁護側も傷害致死罪の適用や、過剰防衛を訴えていました。
一方の検察は「被告に危険が差し迫った状況ではなく、ナイフで複数回被害者を刺していて、相手が死ぬ危険性は認識出来ていた」などと指摘して殺意があったと主張し、「生活音に過敏に反応し、抗議されると怒りまかせに犯行におよんでいて、強く非難されるべき」などとして懲役18年を求刑していました。
19日の判決で大阪地裁は「犯行当時の防犯カメラの映像や被害者の致命傷の深さから、被告は人が死ぬ危険性が高い行為とわかってやったと捉えられる」として殺人罪を認め「怒りに任せたあまりにも短絡的なもので取り返しのつかないことをした」として、上村被告に対し懲役15年を言い渡しました。
判決が読み上げられる際、上村被告は「全然真実分かってない」「世の中知らんな」などと叫び、裁判長に命じられて、わずか数分で退廷しました。