「ルパン」名乗る70代除霊師が再びわいせつ逮捕 会社役員で悠悠自適だった

「ルパン」を名乗る自称除霊師がまたもや逮捕された。除霊と称して3月に60代の女性にわいせつな行為をしたとして、千葉市で美容室経営をする江畑誠一容疑者(73)が21日までに準強制わいせつの疑いで逮捕された。「俺はルパンだ。気功を使って除霊する」などと告げて除霊に必要な行為だと信用させ、女性の体を触るなど、わいせつな行為をした疑い。取り調べには黙秘しているという。
江畑容疑者は6月にも、知人の50代女性に除霊名目でわいせつな行為をしたとして、千葉県警館山署に準強制わいせつ容疑で逮捕されていた。
江畑容疑者は自らのフェイスブックでも「ルパン」と名乗っている。本業の美容の書き込みが多いが、「引き寄せの法則」「ワクチン陰謀論」「抗がん剤は効かない」「遺伝子組み換え食品」などの主張も目立つ。
オカルト関係者は「江畑容疑者は会社役員でお金には困っておらず、病気で困っている人を助けてあげたいという熱い思いを持っていたそうです。そこで気功、手かざし、ヒーリング、除霊など手段は問わず、心と体に不調を感じている人の〝治療〟を行うセミナーを長年やっていました。これまで数千人が参加したようで、有名人です」と語る。
除霊と称したわいせつ犯は枚挙にいとまがない。ある除霊師の男性は「占いや霊を信じる女性が自称占い師や自称除霊師のところを訪れます。そのような人は霊的な行為に神聖な感じを持ち、不合理なことも不審に思いながらも受け入れてしまう」と指摘する。
さらに、「その上で、悪いヤツは部屋を暗くしたり、ムードのある音楽をかけたり、『集中のため目をつぶって』『信用してすべて私に任せて』と言ったりするので、女性はその場では行為を受け入れてしまいがち。しかし、被害者は後で『やっぱりおかしい』として警察に駆け込むわけです」(同)と語った。
江畑容疑者は何をどう除霊していたというのか。