東京地検立川支部は27日、無免許で車を運転し、ひき逃げしたとして、自動車運転死傷行為処罰法違反(無免許過失運転致傷)などで在宅起訴され、裁判に出頭しなかった埼玉県所沢市、職業不詳の男(28)を勾留しようとしたところ、逃走したと発表した。
男は2021年10月、東京都東大和市内を無免許で乗用車を運転し、自転車に乗っていた80歳代の人をはねて、軽傷を負わせ、そのまま逃走したとされる。
同支部によると、22年8月に在宅起訴されたが、同年10月の公判に出頭しなかった。検察事務官が同日午前6時40分頃、身柄を確保するため、男の自宅アパートの近くを訪れた。自宅から出てきた男が事務官の制止を振り切って車で逃走した。男は身長1メートル73、体重57キロ。逃走時の服装は、白色Tシャツに黒色の短パンで、白色の車で逃走したという。
同支部の加藤幸裕副部長は「埼玉県警、さいたま地検と連携して、身柄確保に全力をあげている」とコメントした。