迷走? 台風6号、沖縄に接近中に速度を落とした理由 沖縄気象台に聞いた

沖縄地方に向かっている台風6号(カーヌン)が今後、複雑な進路を取って沖縄地方への影響が長引く恐れがでている。29日の段階では、本島地方の暴風警報は31日昼過ぎと予想されていたが、台風の速度が遅くなったため、1日の予報にずれ込んだ。沖縄気象台の担当者も「予想がしづらい」と言う。台風6号は一体、どこに向かうのか。(社会部・垣花きらら、デジタル編集部・與那覇里子)
台風は、台風自体では移動できず、上空の風に乗って移動する。沖縄気象台によると、「台風6号の場合、上空の風が弱いため、速度が遅くなっている」と説明する。
もう一つの要因が高気圧だ。台風は高気圧の縁に沿って移動する。31日時点で、太平洋側から沖縄地方に向かって高気圧が張り出しているため、台風が高気圧にブロックされて北に進むことができず、ゆっくりと西に向かっているようだ。
31日正午の台風6号の予想経路図では、5日先の5日午前9時まで暴風域に入る恐れのある暴風警戒域(赤線内の領域)が示されているが、2~4日は先島諸島で停滞し、沖縄本島地方は2日に暴風域を抜けたとしても5日に再び台風が戻ってくる可能性も読み取れる。沖縄気象台はどう見ているのか?
沖縄気象台の担当者は「今後は高気圧が少し弱まっていく見込みで、北寄りに進む可能性が出てきた。ただ、台風の進路が遅くなっているため、予想がしづらい。今後は西にも北にも進む可能性がある」と説明。「最新の情報を常にチェックしてほしい」と呼びかけた。
沖縄県民は今週、出社のめどとなる路線バスや沖縄都市モノレールの運行状況にやきもきする日が続きそうだ。