「そごう神戸店」に幕 5日から「神戸阪急」に

神戸・三宮の「顔」として親しまれた「そごう神戸店」(神戸市中央区)が30日夜、営業を終えた。5日からは「神戸阪急」として新しいスタートを切る。
1933年に開業。阪神大震災で本館が半壊して休業したが、3カ月後には営業を一部再開した。翌年には全面再開し、「復興」のシンボルにもなった。
しかし2000年、運営会社のそごうが民事再生法の適用を申請。セブン&アイ・ホールディングス傘下に入った後、17年には、阪急百貨店を運営するエイチ・ツー・オー(H2O)リテイリングに譲渡された。ただ、これまで屋号は「そごう」のままだった。
30日は別れを惜しむ市民らが多数来店したため、予定より30分遅い午後8時半にシャッターを下ろした。昨年までそごう神戸店で勤務した神戸市垂水区の平田春子さん(66)は「震災後に営業を再開した時は三宮の駅から行列ができた。そごうの名前がなくなるのは寂しいが頑張ってほしい」。松下秀司店長(62)は「思い出深い店だが『神戸阪急』になっても、地域密着を目指したい」と語った。
5日は、神戸市出身の女優、浅野ゆう子さんや宝塚歌劇団によるイベントが開かれる。【峰本浩二】