昨年の大麻摘発5546人=20代以下が7割―厚労省

2022年の1年間に全国の警察や麻薬取締部などが大麻取締法違反で5546人を摘発したことが8日、厚生労働省の薬物情勢統計で分かった。過去最多だった21年より237人減ったが、摘発者数は依然として高い水準にある。
加藤勝信厚労相は閣議後の記者会見で、「若年層を中心とした大麻の乱用拡大が著しい」と述べ、サイバー空間を悪用した薬物の密売や密輸の取り締まりを強化する考えを示した。
年代別の内訳は、10代が917人、20代は2923人で、20代以下が全体の7割を占めた。押収した乾燥大麻などは計約426キロに上った。
[時事通信社]