台風6号の影響で、沖縄県内では7日連続で献血の受け入れができず、予定していた974人分の血液が確保できなかった。県赤十字血液センターは「かつてない事態。一人でも多くの献血が必要」として協力を呼びかけている。
沖縄で輸血に使う血液製剤を確保するため、これまでに一部の血液製剤は九州や関東からも支援を受けた。医療機関での血液供給に大きな支障はなかったという。
県内で確保予定だった400ミリリットル献血717人分の献血不足分は、九州各地からの支援でしのいでいる状態だ。ただ、九州も台風6号の影響が出る可能性もあり、県内での一刻も早い血液確保が求められている。
同センターは11~20日、役場や商業施設などで移動献血を予定している。くもじ献血ルームは11~13日、受付時間を通常より30分延長し、午後5時半まで受け付ける。
移動献血の場所や時間は県赤十字血液センターのホームページ(https://www.bs.jrc.or.jp/bc9/okinawa/index.html)で「献血する」をクリックし、「献血バス運行スケジュール」のページで確認できる。くもじ献血ルームでの献血は電話などでの事前予約を呼びかけている。電話098(864)0368。