「教訓継承が最大課題」=日航社長が慰霊登山

日本航空の赤坂祐二社長は12日正午ごろ、日航機が墜落した「御巣鷹の尾根」に登り、昇魂之碑に献花した。同日午後の慰霊式に出席した後、報道陣の取材に応じ、「事故の教訓をどう継承していくのかが最大の課題だ」と話した。
赤坂社長は「どれだけ年月がたっても、犠牲者、遺族の皆さまに深く、深くおわび申し上げたい」と述べた。日航は事故後に入社した社員が大半を占めており、慰霊登山や事故機を展示する安全啓発センターの活用、遺族や当時の社員との交流を通じて継承に取り組んでいるという。
一方で、多くの子や孫の世代が慰霊登山に参加している姿を目の当たりにし、「直接のご遺族の次の世代がしっかり参加していることに勇気づけられた」と語った。
[時事通信社]