関空快速内で乗客ら切りつけ、37歳の男を再逮捕…車掌への殺人未遂容疑など

JR関西空港線の電車内で7月、乗客ら男性3人が刃物で切りつけられた事件で、大阪府警は13日、乗客1人に対する殺人未遂容疑で現行犯逮捕された京都市南区の無職男(37)について、車掌への同容疑と別の乗客への傷害容疑で再逮捕した。男は統合失調症で今年4月まで入院しており、府警は刑事責任能力の有無を調べる。
発表では、男は7月23日午前10時25分頃、大阪府泉佐野市の同線日根野―りんくうタウン間を走行中の関空快速内で、車掌(24)を果物ナイフで切りつけて殺害しようとしたほか、乗客男性(79)の左手にけがを負わせた疑い。調べに「殺意はなかった。突き刺してもいない」などと容疑を否認しているという。
男は別の乗客男性(23)の首などを切りつけたとして、殺人未遂容疑で現行犯逮捕されていた。車掌らは制止した際に切りつけられていた。3人は、いずれも軽傷だった。