大阪府警が20代男性を2回にわたり誤認逮捕した問題で、男性の弁護人は16日、大阪地検から男性を嫌疑なしの不起訴処分としたと連絡を受けたことを明らかにした。処分は14日付。府警側が男性に賠償する方向で調整しているという。
会見した弁護人の森島正彦弁護士によると、大阪地検の刑事部副部長が16日、男性らに経緯を説明した。副部長は「捜査について不適切な点はないと思うが、無実の人を誤認逮捕したことは申し訳ない」と釈明。これに対し男性は「一生納得できないだろう」と話したという。
男性は4月、SNSを通じた20代女性に対する脅迫と強要未遂容疑で逮捕され、5月にリベンジポルノ防止法違反容疑で再逮捕された。いずれも処分保留で釈放されたが、42日間勾留された。
[時事通信社]