北海道・オホーツクのサロマ湖沿岸で、大量のホッカイシマエビが打ち上げられていた問題で、
道などが調査に入るとともに、けさから地元の漁師たちが死がいの回収をはじめました。
佐呂間町のサロマ湖沿岸でおととい、大量のホッカイシマエビやカレイが打ち上げられているのが見つかり、
けさから漁師や漁協関係者が熊手を使ってエビなどの死がいを回収しました。
道はきのう、ドローンをつかって死がいが打ち上げられている範囲を調査し、
富武士漁港の東西5キロに被害が集中していることを確認しました。
(オホーツク総合振興局 齊藤智裕さん)「はっきりしたことはわからないが、漁協から低酸素の層があるという話も聞いているので、そういったことも原因なのかなと」
きのうは水温を調べる様子などもみられました。
道によりますと、酸素濃度が低い場所が発生し、エビなどが酸欠になった可能性があるということです。
(20年漁を営む人)「いつ資源が復活するかと思っている中でこんなことになってしまって、この間の雨で赤潮が見えていたので危ないかなとは思っていた」
道や地元漁協は被害状況の把握や原因の調査を進めています。