9年にわたって“無免許”の自動車整備業の男(38)を逮捕、ワゴン車で人身事故を起こして逃走か

無免許で人身事故を起こし、そのまま逃走したとして自動車整備業の男(38)が17日、逮捕されました。男は約9年前に飲酒運転によって免許を取り消された後も常習的に運転していたとみられています。
◆赤信号待ちの乗用車に追突→そのまま逃走か
福岡市西区に住む自営業・西村政人容疑者(38)は今年6月27日午前8時ごろ、ワゴン車で福岡市博多区下呉服町の交差点にさしかかった際に、赤信号でとまっていた乗用車に追突。そのまま走り去った疑いが持たれています。被害者が撮影した逃走するワゴン車と周辺の防犯カメラの捜査から西村容疑者が浮上。事故当時、西村容疑者の運転免許は取り消されていたため、無免許過失傷害とひき逃げの疑いで17日、逮捕されました。
◆自動車整備業、無免許のまま常習的に運転か
追突された車の運転手は全治1週間のけがをしました。警察によりますと、西村容疑者は9年ほど前に飲酒運転によって免許取り消しの処分を受けました。自動車整備を職業としており、当日も取引先に乗用車の部品を届ける途中だったということです。約9年間にわたり無免許のまま常習的に運転していたとみられています。取り調べに対し西村容疑者は「無免許で運転し、事故を起こして逃げたことに間違いない。無免許がばれるのが怖かった」と供述し、容疑を認めているということです。