東海道新幹線は、16日の静岡県内の大雨でダイヤが大幅に乱れた影響で、17日も始発から遅れや運休が発生した。JR東海のホームページによると、17日午前10時現在で、東京―博多間の上下線で少なくとも約40本が運休する。
JR東海は、17日は始発からおおむね通常通り運行する予定だったが、16日の運行が夜通し続いた影響で使う線路の調整など発車準備に時間がかかり、新大阪発の上りで始発の運行が2時間以上遅れた。この影響で、東海道・山陽新幹線で午前8時頃、上りは博多―浜松間、下りは浜松―新大阪間で運転を一時見合わせるなど、ダイヤが乱れた。
東海道新幹線では16日午前、静岡県内で雨量計が規制値に達し、一部区間で運転を見合わせ、一時東海道・山陽新幹線の全線に広がった。東海道新幹線での見合わせは約6時間に及び、16日夜の時点で最大約9時間40分の遅れが発生。本来は16日午後7時半に東京駅を出発予定だった列車の出発は深夜にずれこんだ。
JR東海は、遅れや運休が解消する見通しについて、「未定」としている。