ことし6月、福岡県水巻町の町営住宅で女性の遺体が見つかった事件で、警察は18日午前、女性の50代の妹を含む女3人を、強盗殺人の疑いで逮捕しました。
逮捕されたのは、住居不定、無職の辻和美容疑者(51)と、北九州市小倉北区の無職、岡村恵美容疑者(46)、岡村容疑者の娘の愛香容疑者(24)です。
3人はことし6月、水巻町二東の町営住宅で、辻容疑者の姉で、この家に住むパート従業員のつぐみさん(52)の首を強く圧迫するなどして殺害し、預金通帳などを奪った疑いです。
警察は3人が容疑を認めているかどうか、明らかにしていません。
捜査関係者によりますと、つぐみさんは両手両足を結束バンドで縛られ倒れていて、室内には荒らされた形跡があったということです。
警察は捜査本部を設置して、殺人事件として捜査していました。
警察によりますと、辻和美容疑者は、同じ日に中間市内の金融機関で、つぐみさんの通帳で73万8000円を引き出したとして、詐欺などの容疑で6月に逮捕され、すでに起訴されています。
警察は、辻和美容疑者が実行役で、岡村容疑者親子が、現場への送迎や道具の準備に関わったとみています。
警察は午後3時半から記者会見を開き「自己中心的で、極めて悪質で非道な犯行で、全容解明に向け捜査する」としています。