パンダのタンタン、無事28歳に 中国帰国せず神戸で心臓治療中

神戸市灘区の市立王子動物園のジャイアントパンダ「タンタン(旦旦)」(雌)が16日、28歳の誕生日を迎えた。心臓疾患の治療で2022年3月から一般公開を中止しており、屋内展示場で過ごす姿が報道陣に公開された。
人間なら80代前半に当たるタンタン。この日はほとんど寝そべり、時々、あくびをしたり寝返りを打ったりしていた。園によると、病気前と比べて食欲や活動量は落ちているが大きく悪化はせず、体調は安定している。
飼育担当の梅元良次さん(41)は「病気が見つかってから皆で頑張って飼育や治療を続けてきた。無事に誕生日が迎えられて本当にうれしい」。園公式ユーチューブチャンネルでは中国駐大阪総領事館から贈られたケーキでお祝いした様子を公開している。
タンタンは20年の中国への返還が決まっていたが、渡航の負担を考慮して日本で治療を続けることで中国側と合意。返還期限が23年12月末まで延長されている。【澤俊太郎】