関西電力社長や役員らが多額の金品を受け取っていた問題で、筆頭株主の大阪市の松井一郎市長は1日、「バックマージンと疑われるようなプレゼントを受けた方々で会社の信頼を回復できるとは思えない」と述べ、改めて経営陣の刷新を求める考えを示した。市役所で報道陣の質問に答えた。
松井市長は、関電が2日に予定している記者会見での説明を「注視している」としたうえで、「納得できるようなものでなければ、臨時株主総会を求めて役員を一新してもらうことも考えている」と話し、株主代表訴訟に踏み切る構えもみせた。
大阪市は関電株の7%超を保有する筆頭株主。東京電力福島第1原発事故が起きた翌年の2012年以降、株主総会で、経営の透明性の確保や取締役報酬の個別開示などを定款に盛り込むよう提案してきたが、退けられてきた。金品受領問題を受け、関電株を保有する神戸市など他の株主にも連携を呼び掛け、共同提案も視野に役員の刷新を求めるという。【林由紀子】