近畿大の剣道部員の男性(21)を暴行し死亡させたとして、大阪地検は25日、傷害致死罪で同大3年で剣道部員の林陽暉(はるき)容疑者(21)=大阪府東大阪市=を起訴した。傷害容疑で逮捕、送検されていたが、傷害致死罪に切り替えた。
起訴状によると、10月5日午前1時40分ごろ、東大阪市内の路上で、男性の顔を殴打するなどして転倒させた上、自転車に後頭部を打ちつける暴行を加え、同16日に外傷性くも膜下出血による脳症で死亡させたとしている。
大学側によると、2人は別の部員ら計6人で飲酒していた。林被告は大阪府警の調べに「店を出て移動中、被害者にビンタされ立腹した」などと説明していた。