【速報】主催宿泊イベントで女の子らにわいせつ行為…元市議に懲役6年の有罪判決

自ら主催の宿泊イベントで、参加した女の子にわいせつ行為を繰り返していたとして、強制わいせつ罪に問われていた元・大阪狭山市議の男。大阪地裁堺支部は10月30日、男に懲役6年の有罪判決を言い渡しました。 ▼就寝中などを狙い…「けんちゃんキャンプ」に参加の女の子にわいせつ行為 元・大阪狭山市議の井上健太郎被告(55)は、子どものリーダーシップ養成を目的とした「けんちゃんキャンプ」という宿泊イベントを主催していましたが、参加した女の子にわいせつ行為を繰り返していたとして、強制わいせつの罪に問われていました。(起訴内容)▽2020年9月に大阪府で開催した同イベントで、就寝中の女の子4人(当時10~11)に対し、体を触るなどした▽2020年4月に兵庫県で開催した同イベントで、女の子1人(当時13)をベッドに引き倒し、抱きしめたり、自分の頬付近を生徒の顔にこすりつけたりするなどした▽2021年8月に福井県で開催した同イベントで、女の子1人(当時11)を無人の部屋に連れ込み、体を触ったりキスしたりするなどした 物証がほぼない中、保護者とその代理人弁護士の相談を受け、大阪府警と大阪地検堺支部が連携。被害を受けた女の子らに、司法面接(子どもから正確な情報を聴き取ることを目的に、誘導的な質問を排し、かつ心理的負担も少ない形で行われる面接)が実施され、逮捕・起訴に至りました。 ▼「未来ある子どもたちの魂を殺した」保護者が裁判で涙こらえ陳述 井上被告は今年4月に議員辞職。同じ月の初公判で「とてもひどいことをした。反省している」と起訴内容を認めていました。 10月2日の公判では、被害を受けた女の子の保護者のひとりが、時に涙をこらえながら意見陳述を行いました。 保護者のひとりの意見陳述「たった数年、刑務所で刑期をつとめただけで、罪を償ったなんて思わないでほしいです。あなたが刑期を終えても、被害者は心の傷を一生背負っていくのです」「性犯罪は魂の殺人と言われます。大切な未来ある子どもたちの魂を殺したことを、一生忘れないでください」 検察側は「主催者という絶対的な上下関係を利用した犯行で、被害者の健全な発育に影響を与えたのは間違いない」「犯行態様や常習性からも、強制わいせつ事案の中でも最も悪質」として、懲役7年を求刑。一方で弁護側は、被告が更生を強く決意しているとして寛大な判決を求めていました。 ▼「極めて卑劣で狡猾」「被害者らの尊厳をないがしろに」懲役6年の有罪判決 大阪地裁堺支部は10月30日、「親元を離れて被害者らが自らの監督下にあることを悪用した犯行で、極めて卑劣で狡猾」と糾弾。「1年半足らずの間に3件のイベントで6人の女の子に加害し、常習性が顕著。被害者らの尊厳をないがしろにする態度は強い非難に値する」として、井上健太郎被告に懲役6年の実刑判決を言い渡しました。 ▼「被害者にとってこの問題には終わりがない」保護者がコメント 判決を受けての、保護者のひとりのコメントです。「やっとこの日が来たと安堵しています。物証のない中、ここまで私たちに寄り添い続けて下さった刑事さん・検事さん・弁護士さん、そして協力して下さった全ての方々に感謝します。被害者にとってこの問題には終わりがないことを理解して欲しいです。刑務所でただ刑期を終えても、なんの意味もありません。 被告には本当の意味で猛省し、二度と自分がやった卑劣な行為を忘れないで欲しいです」