ネット広告「柿沢未途氏が指示」 江東区長が供述、特捜部聴取に

4月の東京都江東区長選で、選挙期間中に投票を呼び掛けるインターネットの有料広告を掲載したとして、公職選挙法違反の疑いが持たれている江東区の木村弥生区長(58)が、東京地検特捜部の任意の事情聴取に柿沢未途衆院議員(52)の指示があったという趣旨の供述をしていることが関係者への取材で判明した。特捜部は柿沢氏の関与についても慎重に捜査を進めるとみられる。
関係者によると、木村氏の陣営は選挙期間(4月16~22日)のうち5日間、動画投稿サイト「ユーチューブ」に「木村やよいに投票してください」などと呼び掛ける有料動画広告を掲載したとされる。木村氏は柿沢氏から「大丈夫だから」などと有料広告掲載を勧められたと説明。「当時は違法とは思わなかった」としつつも、現在は公選法に違反していたとの認識を示しているという。
有料ネット広告の規制は違反すると2年以下の禁錮か50万円以下の罰金。動画の再生回数は約38万回で、掲載費用約14万円は区長のクレジットカードで支払われたという。
木村氏は10月26日に記者会見を開き「区政の混乱、停滞をさせてはいけない」と辞職を表明。11月15日付で辞職する見通し。【井口慎太郎、北村秀徳、岩本桜】