佳子さま、ペルーで104歳の日系1世と交流…手をぎゅっと握り続け移住の苦労話に耳傾ける

【リマ=大塚美智子、大月美佳】ペルーを訪問中の秋篠宮家の次女佳子さまは3日午前(日本時間3日深夜)、リマの日秘文化会館で、日系人と交流された。
佳子さまが懇談されたのは、リマ在住の日系1世、新垣カマドさん(104)ら。着物姿の佳子さまはかがんで、車いすの新垣さんに目線を合わせながら話を聞かれた。
新垣さんから「日本からおいでになったのですか」と話しかけられると、佳子さまは笑顔で応えられた。ペルーに移住した後の苦労話を聞き、うなずきながら、右手でぎゅっと新垣さんの手を握り続けられた。佳子さまが「好きなことはなんですか」と尋ねられると、新垣さんは「テレビを見ること」と答えた。
沖縄県生まれの新垣さんは17歳だった1936年、単身でペルーに移住した。当時22歳の新垣 亀次 (かめじ)さんと結婚。貧しい暮らしで日本に帰りたいと思うこともあったが、現在は子8人、孫23人、ひ孫26人、 玄孫 (やしゃご)7人と5世代がそろう大家族となった。
新垣さんは懇談後、「お会いできて本当にうれしかった」と笑顔を見せた。
佳子さまはこの日の午後、リマのペルー外務省トーレタグレ宮で行われた、外交関係樹立150周年を記念する式典に出席された。
佳子さまは式典で、日系人が困難や悲しみを乗り越え、助け合いながら暮らしてきたことに触れ、「ペルー社会の信頼を得ながら社会に貢献してこられたことを、これからも心にとどめてまいります」とあいさつされた。
佳子さまは3日夜(日本時間4日午前)、空路でリマからクスコに移動された。