自宅に放火した元消防士に懲役7年求刑、検察「火災を鎮圧する者の理念に真っ向から反する」

自宅に放火し保険金をだまし取ろうとしたとして、非現住建造物等放火と詐欺未遂の両罪に問われた静岡市消防局島田消防署の元消防士長・山口宗谷被告(27)(静岡県藤枝市稲川)の第3回公判が1日、静岡地裁(国井恒志裁判長)であった。検察側は懲役7年を求刑して結審した。判決は12月19日。
起訴状などによると、山口被告は2022年12月2日、藤枝市の自宅に火を放って全焼させたうえ、放火であることを隠して保険会社に保険金計5364万円を請求したとされる。
検察側は論告で、「火災を鎮圧する立場の者が理念に真っ向から反する犯行に及んだ点は強い非難に値する」と指摘。弁護側は、職場の人間関係に悩み退職後に不安があるなどくむべき事情があると主張し、執行猶予付きの判決を求めた。