高1女子生徒がいじめ相談後に“暴行”被害 加害生徒は家裁送致に

福岡県内の県立高校で1年の女子生徒が、学校にいじめの相談をした後に同級生から暴行の被害を受けていたことが分かりました。
◆筆箱やかばん投げ捨てられるいじめ
学校によりますと、今年4月、福岡県内北九州地区の県立高校で1年の女子生徒が同級生3人に筆箱やかばんを教室の外に投げ捨てられました。学校はいじめと認知し、同級生3人と女子生徒に対してお互いに関わらないよう指導しました。
◆同級生から髪ひっぱられる
しかし、5月になって女子生徒は、同級生1人から叩かれたり髪の毛を引っ張られたりする暴行を受け首などにけがをしたということです。
◆加害生徒は書類送検後、家裁送致に
警察によりますと、加害者の生徒は、今年8月に傷害の疑いで書類送検され家庭裁判所に送致されています。
◆学校「対応は適切だった」
学校は9月に女子生徒の保護者からの要請を受けていじめの「重大事態」に認定し、県の教育委員会に報告しました。学校は「4月に指導した時点でいじめは止まっていて、5月のいじめは偶発的に起きた。対応は適切だった」と説明しています。