「助け出すために誘拐」愛知の高校生を福岡の自宅に泊まらせた疑い 29歳の会社員

SNSで知り合った愛知県の女子高校生を車で自宅に連れていき、泊まらせたとして、福岡県糸島市の29歳の会社員の男が9日、逮捕されました。「助け出すために誘拐しました」と話しているということです。
未成年者誘拐の疑いで逮捕されたのは、福岡県糸島市の会社員、川上大陽容疑者(29)です。
川上容疑者は11月5日夕方、愛知県で17歳の女子高校生を車に乗せ、7日までの間、糸島市の自宅に泊まらせるなどした疑いです。
警察によりますと、高校生は愛知県内の児童養護施設に入所していて、2人は10月、SNSを通じて知り合いました。
11月4日に愛知県で初めて会い、翌日、川上容疑者は高校生を車に乗せて大阪で1泊したあと、糸島市の川上容疑者の自宅に連れて行ったということです。
川上容疑者は高校生について以前から友人に相談していて、7日、川上容疑者から「施設に帰りたくないという高校生を連れてきた。後戻りできない」などと聞いた友人が、糸島警察署に相談したということです。
警察の調べに対し、川上容疑者は「施設にいることを苦にしていたので、助け出すために誘拐しました。未成年者を連れ出すのは犯罪になると分かっていました」と話し、容疑を認めているということです。