甲府放火殺人「全て僕の逆恨み」 検察側が被告の手紙朗読

甲府市で2021年10月、同じ高校に通っていた女性の両親を殺害し住宅に放火したとして殺人などの罪に問われた、当時19歳だった遠藤裕喜被告(21)の裁判員裁判の公判が10日、甲府地裁(三上潤裁判長)であり、検察側が、被告が出頭時に持っていた手紙を読み上げた。女性宛てに「全て僕の逆恨みです」などと記し、謝罪する内容。
被告は10月の初公判で起訴内容の認否や、本人確認の質問を一切答えていなかった。
検察側は、被告が女性や警察、家族らに宛てた計6通を読み上げた。女性宛てには「一生消えない心の傷を負わせてしまい申し訳ございませんでした。死んで償いたいと思います」と書かれていた。