メキシコが大阪・関西万博から「撤退」の意向 参加国で初めて 撤退の「連鎖ドミノ」心配する声も

再来年の大阪・関西万博を前に、パビリオンの出展を表明していたメキシコが、万博から撤退する意向であることがわかりました。
大阪府の人工島・夢洲を会場とする大阪・関西万博には、153の国と地域が参加する予定で、メキシコは、参加国が独自のデザインで建設するパビリオン「タイプA」を出展するおよそ50の国の一つでした。
しかし関係者によりますと、参加表明国の中で初めて、撤退の意向を伝えてきたということです。
近年の建設資材や人件費の高騰などで、予算の確保が難しいことなども背景にあるとみられます。
万博協会は、協会側が建設を代行する簡易型の「タイプX」への移行を、各国に呼びかけてきましたが、初めて撤退する国が出ることで、今後、ドミノのように他国へ連鎖することを心配する声も上がっています。