コスプレイベント、SNSへの「違法」「参加者は警察から聴取」虚偽投稿で中止…2人を略式起訴

さいたま市内のイベント企画会社が計画したコスプレイベントは「違法」などと、SNSで虚偽の投稿をしたとして名誉 毀損 (きそん)容疑で昨年告訴された投稿者2人について、大宮区検が同罪で略式起訴していたことがわかった。10月24日付。大宮簡裁は同日付で罰金10万円の略式命令を出した。
関係者によると、イベントは同市見沼区の会社が2021年4月に埼玉県川越市内で開くことを計画。2人はX(当時はツイッター)で「無許可で違法」「参加者は警察から事情聴取を受ける」などと投稿し、同社の名誉を傷つけ、精神的苦痛と経済的損失を与えた。
同社は投稿を虚偽だと呼びかけたが、参加のキャンセルが相次いだうえ、安全確保も危ぶまれたため、開催を取りやめた。2人は同社の提訴で損害賠償を求められ、今年5~6月、投稿の削除や91万~97万円の支払いを命じられていた。