熊田篤嗣・元衆院議員 公選法違反で罰金30万円 参院選で事前運動

今夏の参院選で公示前に奈良県などの有権者に自身への投票を呼び掛ける趣旨の文書を送ったとして公職選挙法違反(法定外文書頒布、事前運動)の罪で略式起訴された熊田篤嗣・元衆院議員(48)に対し、奈良簡裁は1日、罰金30万円の略式命令を出したと明らかにした。9月30日付。
捜査関係者によると、熊田氏は、公示前に有権者約30人に文書を郵送したとして同法違反容疑で県警に書類送検され、奈良区検が略式起訴していた。
熊田氏は2009年の衆院選で大阪1区に民主党(当時)から出馬して初当選し、日本未来の党(同)公認で出た12年衆院選で落選。今夏の参院選では比例代表に自民党から立候補し、落選した。【加藤佑輔】