大麻由来の成分に似せた合成化合物「HHCH」が検出されたグミをめぐり、厚生労働省は、早ければ今週中にも「HHCH」を「指定薬物」に指定する方針を示しました。 厚生労働省の麻薬取締部は11月17日、グミを販売する大阪市と東京都内の店舗など計5か所に立ち入り検査に入りました。麻薬取締部が分析を行った結果、このうち東京都内の1店舗から押収したグミから、国内では規制されていない「HHCH」が検出されたということです。「HHCH」には大麻由来の成分に似せた合成化合物が含まれています。 大阪でグミを製造・販売する会社は11月17日、次のように述べました。 (「HHCH」グミ製造・販売会社社長 Magこと松本大輔さん)「我々が販売しているものは違法な成分ではないので、違法性はございません。商品ページには注意事項を記載していますので、お酒や市販薬と同じで用法・用量を守って正しくお使いくださいとしか我々は言えないです」 一方で、グミをめぐっては大阪府内で今年に入ってから20代~30代の男女十数人が、東京都内では11月だけで11人が緊急搬送されたことがわかっています。 麻薬取締部は11月18日と19日、大阪市淀川区にあるグミの製造工場と大阪市北区にある会社の本社に立ち入り検査に向かいましたが、担当者が不在で検査は実施できませんでした。 会社側は11月17日、次のようにも述べています。 (「HHCH」グミ製造・販売会社社長 Magこと松本大輔さん)「厚生労働省は規制することの危険性を理解されていないと思います。規制することによってさらに危険なものが出てきますので、規制ではなくてどうしたらユーザーが安全に使用できるかというルール作りがされればいいと思っています」 麻薬取締部は11月20日午後も、この2か所の立ち入り検査を行っていて、大麻グミと見られる商品があれば「検査命令」や「販売停止命令」を出す方針です。 (武見敬三厚生労働大臣)「早ければ今週中には指定薬物として指定を行い、指定日から10日以内に所持・使用・流通を禁止するということを検討しております」 厚労省は11月21日の審議会を経て、「HHCH」を「指定薬物」に指定し、12月2日にも所持・使用・販売を禁止する方針です。