立憲民主党の野田佳彦元首相は22日の衆院予算委員会で質問に立ち、与党に流れた衆院解散の観測や自民党の世襲政治家を巡り、得意の弁舌を絡めて岸田文雄首相に苦言を呈した。
今年に入り北朝鮮が「衛星」打ち上げを繰り返す中、首相が衆院解散・総選挙に踏み切るとの見方が浮上したことについて、野田氏は「『解散風』が吹くこと自体が不謹慎だ。脇が甘過ぎだ」と批判。2021年10月の衆院選公示日に北朝鮮が弾道ミサイルを発射した際、首相と松野博一官房長官がともに東京を離れていたことも取り上げ、「過去に危機管理より政局を優先した。最悪の対応だったと言いたい」と語気を強めた。
岸田内閣の閣僚にも触れ「ほぼ半分が世襲というのは異常な事態」と指摘。「首相は3世、ジュニアに委ねれば4世だ。ルパンだって3世までだ」と、自民党の世襲議員の多さを当てこすった。首相は「国民が幅広く人材を選べる仕組みをつくる努力は絶えず行わなければならない」と述べるにとどめた。
[時事通信社]