広島から「ガザでの虐殺反対」 原爆ドーム前でキャンドルメッセージ

核兵器禁止条約第2回締約国会議の開幕前夜の26日夜、イスラエルによるパレスチナ自治区ガザ地区などへの攻撃中止や核兵器廃絶を訴える催しが広島市中区の原爆ドーム前であり、ろうそく約1500本で「STOP!GENOCIDE in GAZA NO NUKES NO WAR!」(ガザ・無差別大量虐殺を今すぐやめろ、核戦争を許すな)の文字が浮かび上がった。
市民団体「核兵器廃絶をめざすヒロシマの会(HANWA)」の呼びかけに約100人が集まった。HANWAの森瀧春子顧問は、イスラエルの国防相が「人間の顔をした動物と戦っている」と発言したことに怒り「核戦争の危機、非人間的な悲惨さを経験した広島は、絶対に繰り返してはいけないと伝える責任がある。心を一つにして世界に訴える」と強く語った。
広島市立大の田浪亜央江准教授と、同大大学院生でユダヤ系米国人のレベッカ・マリア・ゴールドシュミットさんは「イスラエルの人種差別体制が終わるまで、反核平和運動の中心地である広島から連帯して声をあげよう」と呼びかけた。
HANWAの足立修一代表は「無差別に不当な力によって殺りくされ傷つけられ、愛する家族を奪われ、環境を破壊されているすべての人々に連帯する」と声明を読み上げ、日本政府などに送った。
マレーシアから訪れたシャフィナ・アムランさん(38)とハフィザ・ラッズマンさん(36)は「罪のない人々が犠牲になった過去が繰り返されないために、広島でこのようなメッセージを発信していて力強い」と話した。【武市智菜実】