東京・世田谷区の「成城学園前駅」の近くで、30代の男がナイフを所持したとして現行犯逮捕されました。男は「爆弾を持っている」などと話していることから、警視庁は爆発物処理班を出動させて対応にあたっています。
警視庁によりますと、きょう正午ごろ、世田谷区成城の小田急線「成城学園前駅」前の路上で、女性が「男につきまとわれている」と近くの交番に駆け込んだということです。
警察官が近くにいた30代の男に職務質問を行って所持品を調べたところ、刃渡りおよそ9センチのナイフ2本を所持していたため、銃刀法違反の疑いで現行犯逮捕しました。男は鉄パイプのようなものも持っていて、「これは爆弾だ。中に火薬が入っている」と説明しているということです。
警視庁は現場の交通規制を実施したうえで、爆発物処理班を出動させて対応にあたっていて、防護服を着た捜査員がパイプの中身などを慎重に調べています。
男は「女性を刺して自殺しようと思った」と話しているということで、警視庁が詳しいいきさつを調べています。