自民党の各派閥は7日、定例会合を開き、岸田首相(自民党総裁)が指示した派閥による政治資金パーティーの開催自粛を所属議員に伝達した。
安倍派の塩谷立座長は会合の冒頭、「首相からも指示があったが、再発防止策が明らかになるまで政策集団としてのパーティーは行わない」と話した。
麻生、茂木、森山各派もこの日の例会で自粛を確認した。二階派はこの日は会合を開かなかったが、自粛する方向で、岸田派を含めて全6派閥が対応をそろえることになった。
派閥パーティーの自粛を巡っては、党内には当然視する見方がある一方で、主な収入源が断たれることから「選挙や政治活動のやりくりが苦しくなる」(中堅)との声も漏れる。