聖武天皇(在位724~749年)の遺品などを納める奈良市の正倉院で1日、宝庫の錠を年に1回解く「開封の儀」があった。
西川明彦・正倉院事務所長や松本伸之・奈良国立博物館長らが西宝庫に入り、宝物を納めた六つの部屋の扉に結ばれた麻縄の封を解いた。12月6日の「閉封の儀」まで宝物の点検や調査、防虫剤の入れ替えなどをする。
宝物のうち、天武天皇から6代にわたって相伝された赤漆文欟木御厨子(せきしつぶんかんぼくのおんずし)など41件が、奈良市の同博物館で今月26日~11月14日に開かれる第71回正倉院展に出展される。また43件が今月14日~11月24日に東京国立博物館である特別展「正倉院の世界 皇室がまもり伝えた美」で展示される。【姜弘修】