東京都目黒区の船戸結愛ちゃん=当時(5)=が虐待死した事件で、傷害と保護責任者遺棄致死などの罪に問われた父親の雄大被告(34)の裁判員裁判の公判が2日、東京地裁(守下実裁判長)であり、結愛ちゃんを一時保護した児童相談所に、被告が「心の傷を与えてしまった」と説明していたことが明かされた。
結愛ちゃんは、以前生活していた香川県の児相に2016年12月と17年3月の2回、一時保護され、公判では1回目の保護時に雄大被告が児相のアンケートに回答した内容が読み上げられた。
アンケートは記述式で、雄大被告は父親という存在を問う質問に「怖い」と回答。自身の短所は「口が悪い」と書いた。子育てでうまくいった経験は「ない」とし、結愛ちゃんが保護された理由については「手を上げ家の外に出してしまった。心の傷を与えてしまったかも」と記載。目指す家庭は「もっと笑顔の多い家庭」としていた。
検察側によると、児相は雄大被告や母親の優里被告(27)=懲役8年、控訴=に転居先を再三確認したが、2人は回答を拒絶。目黒区への転居後、管轄の品川児相が住所を調べて結愛ちゃんと面会しようとしたが、優里被告が拒否したという。
[時事通信社]