中学生が列車事故で死亡 第三者調査委員会が初会合 広島

2022年8月、広島県立中学校に通っていた14歳の男子生徒が東広島市の踏切ではねられて死亡した事故を受けて、広島県は14日、第三者調査委員会の初会合を開きました。
初会合には外部の弁護士や有識者など6人の委員が出席しました。
委員会は2022年8月、東広島市の踏切で県立中学校に通っていた14歳の男子生徒がはねられ死亡した事故を受けて、原因や学校側の対応について詳細な調査を行うものです。
去年、生徒が通っていた中学校が調査をしましたが「原因不明」としたため、遺族が中立な立場から原因を究明するよう求めた結果、県教委ではなく、知事部局が第三者調査委員会を設置しました。
初会合には亡くなった男子生徒の遺族が出席し「学校での指導に問題がなかったか」などについて詳細に調査するよう求めました。
■男子生徒の父親
「学校では過度の宿題や教員の乱暴な言葉、叱責、不適切指導があったと思っているので、そのあたりをしっかり広く聞き取り調査をして明らかにしてほしい」
■第三者調査委員会 中嶋善英委員長
「中立性に留意しつつ、遺族の意向を聞きながら調査を進めていく」
次回の委員会は、5月1日に開く予定で、遺族の意向を踏まえ今後の方針を検討していくということです。
(2024年4月14日)