急病者搬送の救急車がタクシーと衝突、同乗女性負傷 病院到着が20分遅れ

7日午後8時40分ごろ、大阪市北区東天満の交差点で、大東四条畷消防組合の救急車がタクシーと出合い頭に衝突し、救急車に同乗していた女性が右ひざを負傷した。搬送中の40代男性にけがはなく、搬送先の病院に約20分遅れで到着した。
同組合によると、女性は男性の母親。男性が急病を訴え、運ばれていた。現場は信号のある交差点で、タクシー側が青信号だった。救急車は赤色灯をつけ、サイレンを鳴らしながら交差点に進入した際、衝突したという。
同組合は大東市と四條畷市で組織する一部事務組合。組合側は「搬送の遅延と関係者の負傷を生じさせ、深くお詫びする。安全運航の徹底と交通事故の防止に努める」などとコメントした。