「またか」 ミサイル落下 カニ漁の島に不安

北朝鮮が発射した弾道ミサイル1発が島根県・隠岐諸島沖の日本の排他的経済水域(EEZ)内に落下したとみられるのを受け、同県は2日朝、県庁で危機管理連絡会議を開き、漁船や旅客船、水産高校練習船などに被害がないことを確認した。
県によると、ミサイル発射後の午前8時過ぎ、EEZ内に落下した可能性があると国から連絡があった。住民が暮らす地域とは大きく離れているため、全国瞬時警報システム(Jアラート)は配信されず、混乱もなかった。丸山達也知事は「漁業者が航行する可能性のあるエリアに落下したのであれば由々しき事態。再発防止に尽くすよう国に求めたい」と話した。
隠岐諸島の島根県西ノ島町にある漁業協同組合JFしまね浦郷支所の男性職員(55)によると、島の周辺ではこの日午前7時ごろまで巻き網漁船が操業していたといい「地元の漁師たちは『またか』という感じ。万が一の事態が起きないようにしてほしい」と淡々と語った。
同県隠岐の島町に住む奥谷寿久さん(78)は「この時期はベニズワイガニの漁期。漁師町なので、EEZ内に落ちたのであれば心配だ」と話した。【鈴木周】