渡された菓子折り、底に金貨…関電社長「びっくり」

関西電力幹部らが福井県高浜町の元助役森山栄治氏(故人)から3億円を超える金品を受け取っていた問題で、2日に公表された社内調査の報告書では、関電側が森山氏と面会する度に、原発関連工事の概算額などを漏えいする異常な実態が明らかになった。八木誠会長(69)とともに4時間近くの記者会見に臨んだ岩根茂樹社長(66)は、「不適切な面があったと思う」と認め、終始苦しい釈明に追われた。

報告書や記者会見では、金品受領の具体的状況も一部明らかになった。
現金や金貨などは、森山氏との面談や会食の場などで手土産や昇進祝いなどの名目で提供された。森山氏が関電幹部らの自宅を訪問したり、郵送で届けられたりすることもあった。
菓子などの袋の底に隠すような形で入っていることが多かったという。
岩根社長は2017年、社長就任祝いとして訪問した森山氏と面談。この際、菓子折りの袋を渡され、岩根氏は会見で「後で秘書に中身を確認させたところ、お菓子とともに金貨が入っていてびっくりした」と明かした。