強盗殺人の罪などに問われたカメルーン人の男に無期懲役の判決が言い渡されました。 判決によりますと、カメルーン国籍のフォルゲ・ムンヤ・フィデル被告(31)は2021年7月、奈良県大和郡山市で、同居していた介護職員・笹岡順子さん(当時56)を殺害して現金約3000万円を奪い、遺体を奈良市内の雑木林に遺棄するなどしました。 これまでの裁判でフィデル被告は「非常に恥ずべき気持ちです」と罪を認めていて、弁護側は「日本での生活がうまくいかず、多額の現金を目にして事件を起こしてしまった」と情状酌量を求めていました。 6月4日の判決で、奈良地裁はフィデル被告に対して「困窮していた経済状況の中で起きた突発的な犯行ではあるが、被告はナイトクラブで遊ぶなどしていて、くむべき点はない。困窮していた被告を自宅に住まわせるなどした被害者の信頼を裏切っていて、厳しい非難が妥当」などとして、検察側の求刑通り無期懲役を言い渡しました。