斎藤・兵庫県知事のパワハラなどの疑惑を指摘した「告発文」を巡る一連の問題で、自民党県連会長の末松信介参院議員が１４日、斎藤知事に向けて「出処進退はできるだけ早く決めるべき」と辞職を含めた判断をするよう求めた。この日、神戸市内で開かれた県連大会後、記者会見で述べた。
県連大会のあいさつで、末松会長は「これ以上、職員のやる気や県民サービスの停滞があってはならない。知事は大きな正しい決断をしていただきたいと強く願う」と訴えた。県連大会後、記者会見した末松会長は一連の問題を「県政史上にない尋常ならざる事態」と批判。自民は２０２１年の前回知事選では斎藤知事を推薦したが、今後も県政運営や知事選で支え続けるのは「かなり厳しい」との見解を示した。
一方、知事就任以来、毎年県連大会に出席していた斎藤知事は欠席した。