川崎市の団地で、すだれなどが燃える不審火が、3件相次いでいます。
きょう午前4時半前、川崎市幸区の県営団地で「すだれに火をつけられた」と住人の女性から110番通報がありました。
警察官が駆けつけると、共用部分の廊下に面している窓のすだれが焼け落ちていました。けが人はいませんでした。
被害にあった住人の女性「トイレに立ったら急に赤い炎がみえて。洗面器に3杯くらいの水かけて、べーべーってやって(消火して)」
この団地では今月、段ボールとすだれが燃えるなど、ほかにも2件の不審火が起きています。
記者「不審火が相次いでいる団地の、これまで火事が起きた現場は通路で繋がっています」
団地に住む男性「自治会の役員同士でパトロールはやっていたんですけど」
幸区では、この団地だけでなく、公園のベンチが焼けるなどの不審火があわせて8件相次いでいます。
捜査関係者によると、今月22日に別の強盗未遂事件で逮捕された男が「公園のベンチやごみを燃やした」などと関与をほのめかしているということですが、一部の事件については否定しています。
また、県営団地で起きた3件の不審火のうち2件は、男が逮捕された後に発生していて、警察は火をつけた人物がほかにもいる可能性があるとみています。