女子大学生が7月に誤認逮捕された問題で、愛媛県警が自白の強要はなかったと説明したことについて、大学生と代理人弁護士は4日、「自白を強要されたという認識は変わらない」とするコメントを発表した。
県警は7月に大学生を窃盗容疑で逮捕したが、別の容疑者が浮上し、誤認逮捕が判明。大学生は取り調べ中に自白を強要するような発言があったと主張していたが、県警幹部は3日の記者会見で、尊厳を傷つける発言があったことは認めたものの、自白の強要は否定した。
大学生はコメントで、誤認逮捕判明後に県警担当者と面会した際、「自白の強要はなかった」とする県警の認識を伝えられていたと指摘。「『自白の強要はなかった』と結論付けるための調査結果を作成しているとしか感じることができない」と批判した。