今日12月27日(金)、厚生労働省は2024年12月16日~22日のインフルエンザ発生状況を発表しました。
この1週間における定点医療機関からの報告数は「211,049人」で、今季初めて20万人を超えました。定点当たり報告数は42.66となり、警報レベルに達しています。年末年始休みで帰省や旅行など移動する機会も増える時期ですので、より一層の感染予防が必要です。
定点当たり報告数は全国平均42.66
厚生労働省は全国約5,000のインフルエンザ定点医療機関を受診した患者数を週ごとに発表しています。この定点当たり報告数は全国平均42.66で、前週の19.06より大幅に増加しました。都道府県別に見てみると、大分県(82.64)、鹿児島県(65.57)、佐賀県(61.62)、千葉県(60.03)、福岡県(59.86)の順で多くなっています。全国47都道府県全部で前週より増加しました。
また全国の保健所管轄区域のうち、警報レベルを超えている保健所管轄区域は362か所で、44都道府県に分布しています。
学年閉鎖や学級閉鎖などの対応をとっている学校等の施設は5,800と前週から2倍以上となりました。
インフルエンザは、例年であれば年明けにかけてさらに患者数が増える傾向があります。引き続き、こまめな手洗い、消毒、咳エチケット等を継続して、感染予防に努めましょう。
感染予防として効果的な手の洗い方
過去にウェザーニュースが医師に伺った、効果的な手洗い方法をご紹介します。
1、両手を水で洗う
2、石鹸を手に取って泡を作る
3、手のひらを洗う
4、指の間も洗う
5、手の外側も洗う
6、指の先、爪も洗う
7、親指のつけ根を洗う
8、最後に手首を洗い、水ですすぐ
石けんやハンドソープを使うと、手の表面の皮脂に付着しているウイルスも洗い落とせます。手洗い前の手にウイルスが100万個付着していたとすると、1分間の手洗いで数十個(約0.001%)に減らせることになります。ここまですれば、食事前やトイレの後は流水で15秒の手洗いで十分です。
出典厚生労働省HPより