石破首相は21日、首相官邸で東京都の小池百合子知事と会談し、DX(デジタルトランスフォーメーション)の推進で国と都が連携していくことを確認した。
小池氏はデジタル庁と協力して行政手続きの簡素化を進める考えを伝え、首相も賛同した。少数与党となる中、首相が政調会長、小池氏が総務会長を務めた自民党の野党時代の話も話題に上った。
会談では、夏の東京都議選で自民と小池氏が特別顧問を務める地域政党「都民ファーストの会」が対決するため、腹の探り合いもあったとみられる。小池氏は記者団に「『この夏は大変だ』という意識を共有した」と語った。