斎藤知事「竹内議員に対して感謝の気持ち。本当に残念な思い」元兵庫県議の死亡後初の定例会見 立花氏の発信めぐり記者から指摘も「すべてを把握することは難しい」

兵庫県の斎藤元彦知事。元県議の死亡後、初めての定例記者会見で語ったことは…
(兵庫県・斎藤元彦知事)「竹内元議員に対しては感謝の気持ちでいます。本当に残念な思いです」
元県議で百条委員会のメンバーだった竹内英明さんが18日夜に死亡したことを受け、1月22日の会見で追悼の意を表した斎藤知事。竹内さんをめぐってはSNS上の誹謗中傷に悩まされ、去年11月に議員を辞職していました。
竹内さんの死亡後、立花孝志さんは「竹内さんは兵庫県警から任意の事情聴取を受けていて、逮捕されるのが怖くて自ら命を絶った」と発信。これを受け、兵庫県警のトップが自ら「事実無根」と否定する異例の対応を取りました。
立花さんの一連の発信を「見ていない」と述べた斎藤知事には記者からこんな指摘も。
(記者)「なぜ確認しないのか、率直な疑問としてあります。知事の支持者の中には、立花氏の言動を支持して投票した人もいると思うが」
(斎藤元彦知事)「私がすべてを把握することは難しいと思いますし、ひとつひとつの真偽を確認できる立場でもない」
一方、斎藤知事の選挙戦をめぐっては、新たな動きも。
21日午後、斎藤知事の陣営にSNS動画の編集などを申し出た神戸市議と、陣営の広報担当者との間で交わされたとするLINEの画像が報道機関に提供されたのです。そこには…
【LINEのやり取り画像より】
「SNS監修はPR会社にお願いする」
知事選での広報活動の企画・立案をめぐり県内のPR会社に70万円あまりの報酬を支払ったとして刑事告発されている斎藤知事。LINEの画像を提供した斎藤知事の知人は…
(斎藤知事の知人・川田正敏さん)「自分の分かっていることを弁護士に頼らんと、自分の口で自分の知っていることを、真実を話してほしいと思います」
斎藤知事はこれまでPR会社への支払いをポスター制作費としたうえで、SNS運用については社長があくまでボランティアで行ったものと主張しています。