群馬銀行が40代行員を懲戒解雇、客にうそをつき261万円だまし取る…「ライブ配信の投げ銭に使った」

顧客にうそをついて口座から預金を引き出すなどし、現金約260万円をだまし取ったとして、群馬銀行(前橋市)は7日、コンサルティング営業本部の40歳代男性行員を懲戒解雇処分にしたと発表した。処分は4日付。
同行によると、男性行員は1月15~21日、群馬県内の男性顧客に「定期預金口座の開設に必要」と虚偽の説明を行い、キャッシュカードを詐取して普通預金口座から預金を引き出したり、コンサル業務の手数料名目で現金を受け取ったりして、計261万2420円をだまし取ったという。
同行の監視システムで、この顧客の口座から男性行員の口座に複数回振り込みが行われているのが21日に確認され、不正が判明した。
同行の聞き取りに対し、男性行員は「ライブ配信の投げ銭に使っていた」などと説明。全額弁済されたことを理由に、同行は刑事告発はしない方針という。
同行では、昨年9月にも埼玉県の深谷支店兼深谷上柴支店の元行員が顧客から現金5535万円をだまし取る不祥事があり、懲戒解雇処分にしていた。