SNSでの誹謗中傷が深刻化していることを受け、兵庫県が条例の検討などに補正予算案です。
(兵庫県 斎藤元彦知事)「SNSにおける誹謗中傷は、利用する方には特にしてほしくない、使い方としては良くないのでやめていただきたいとメッセージとしてしっかり伝えて行くことが大事だと思います」
斎藤元彦知事は2月10日の会見で、SNS上の誹謗中傷の対策を強化するため、今年度の補正予算案に1000万円を盛り込む考えを示しました。
SNS上での誹謗中傷をめぐっては、兵庫県知事選をめぐって拡散されるなどしていて、兵庫県警も「推測・憶測で人を傷つけるような書き込みをやめて」と、SNSでの異例の呼びかけを行っていました。
県はSNS上の誹謗中傷の防止に向け、プロスポーツ選手らによる啓発メッセージを新たに発信することや、被害者を救済するための弁護士による相談窓口を休日にも開設するなど、拡充する方向で調整するということです。
また、弁護士など合計4人からなる有識者会議でSNS上の誹謗中傷を防止するための条例の内容が検討されていて、早ければ来年度の6月議会で条例案として提出したいとしています。