福島市土湯温泉の雪崩、客や旅館従業員ら62人がまだ孤立…あす以降ヘリでの救出検討

福島市土湯温泉町で10日、雪崩が2度にわたって発生し、県道を塞いだ。この影響で、11日午後5時時点で、ホテルや旅館3軒で客や従業員ら計62人が孤立状態となっている。県は同日、専門家ら約10人の調査チームを現地に派遣したが安全性が確認できず、この日の除雪は断念した。12日以降、防災ヘリを使った救出を検討している。
最初の雪崩は10日午前4時頃に発生。一時計約160人が孤立したが、県の除雪で孤立はいったん解消した。だが、通行再開から10分後の午前11時40分頃、同じ場所で雪崩が発生した。
取り残された人たちの体調に問題はなく、電気や水道は通じているという。