従業員のボーナスを水増しする手口で約1億円を脱税したとして部品製造会社の代表が刑事告発されました。
大阪国税局が法人税法違反の疑いで刑事告発したのは、部品製造会社「中瀬製作所」と藤本宗正代表(75)です。
関係者によりますと、おととし3月までの2年間で、従業員のボーナスを水増しする手口で約3億8100万円の所得を隠し、約9700万円を脱税した疑いが持たれています。
藤本代表は一旦ボーナスを水増しして従業員に渡し、その後水増し分を返還させていたとみられていて、得たお金はブランド品などの購入に充てていたということです。
このほか、大阪国税局は北新地で高級クラブを経営する岡貴治氏(51)をおととし12月までの1年余りでホステスへの報酬などから源泉徴収した所得税約8600万円を納付しなかったとして、所得税法違反の疑いで刑事告発したということです。